効率の良い仕事の仕方

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仕事をする人であれば誰でも「効率よく仕事をしたい」と考えると思います。
しかし、多くの人が効率よく仕事が出来ているとは思っていません。そこで、効率よく仕事をするためにはどうしたら良いのかということを考えたいと思います。

そもそも、効率が良く仕事をするというのはどういうことか?

私が考える効率が良い仕事というのは、「一つの作業で複数の目的や課題が解決できること」です。
例えば、終えなければいけないタスクが山積みになったとします。10個のタスクがあったとして、一つずつ終わるように潰していくのでは単純に10個のタスクに対してそれぞれ対応するためにかかる時間が足し算で増えていくだけです。
それでは効率が上がらないので、タスクを全体的に見渡して、どれかが解決すれば自動的に他のことも解決するものや重要性が下がるものを見つけるように意識します。そうすると10個のタスクをいくつかにグルーピングすることが可能になります。各グループの中の最もクリティカルなタスクから手をつけて、出来るだけ他の課題も解決できるような方法でタスクを完了させるようにします。そこには多少の手間はかかるかもしれませんが、最終的には総時間は絶対に減らすことができます。
各タスクには必ず、「なぜ必要なのか」という理由や目的があります。それを全て考えるようにすると必ず共通点が見えてきます。それがタスクの緊急度や重要性を表しますので、それに従って取り掛かれば良いのです。


私の経験上、「目の前の作業の手間を少しでも少なくしようとすること」が効率よく仕事をすることだと勘違いしている人が多くいます。
出来る限り手間を少なくすることは良いことなのですが、大切なのは各タスクの理由や目的を考えているかどうかということです。
それを考えることをせずに手間だけを減らしても、ほとんど意味はありません。
時間をかけてでも大切な理由や目的を考える力をつけないと、本当の意味での効率化はあり得ません。何も考えられず、指示待ち人間になって残念なキャリアを送ることになってしまいます。

仕事の本質を理解し考えて行動できる人こそが、本当の意味で仕事ができる人なのです。

小手先の時間節約などは、職場では褒められるかもしれませんが、本当の意味で評価されることなどありません。なぜなら、機械やAIなどの人間以外でもできる仕事であれば代替可能なものだからです。機械にはできない仕事をする癖を日ごろからつけましょう。

人間は考える力があってこそ存在価値があります。

思考の持久力を鍛えて良いキャリアを築いていきましょう。

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