様々な技術が日々進歩し、ITに代表されるように身の回りの環境も日々変わっていく現代において、今の仕事がずっとあると考えることほど危険なことはありません。
AI、ロボティクス、ドローン、IOT、ビックデータ、量子コンピュータなどの技術の実用化が進めば進むほど、人間がやってきた仕事はどんどん無くなっていきます。
どんな仕事が無くなるか?ということは色々と書かれているところがありますので、ここでは詳細には説明しないことにしますが、今は難しいとされている仕事でも無くなると言われている職業もたくさんあります。
そんな時代に私が大切にした方が良いと思うことは、色んなことを自分の頭で考えて対応できる力を身につけることだと思います。
何も考えずにただ作業をするような事務やデータ入力の仕事などは、今後なくなる仕事の筆頭だと思ってください。重要なのはデータを作る仕事ではなく、出てきたデータを見て何を考えてどういう判断をするかということです。
こういう判断をすることは、人間でないとできないものです。AIが投資判断をして収益をあげるような話もありますが、AIは合理的に判断をしますので、その判断は保守的になりがちという欠点があります。つまり大勝ちはできないのです。
また、状況によってどんな選択がベストかは変わるものです。負けるが勝ちという言葉もあるように相手に華を持たせることが人間社会では必要なこともあります。そういう判断はロボットやAIにはできません。
これからの社会では能力は当然重要ですが、それに加えて個性が非情に重要になってきます。あなたでなければ出来ないという仕事をどれだけ出来るかということが成功の秘訣です。
そのためには、複数の道を極めることが求められます。
一つの仕事しかできない人であれば、簡単に代わりの人が見つかりますし、それこそ人間以外のものに仕事を奪われることもあります。
どうやったらそんなことができるの? と思ったあなたは今からでも複数の強みを持って自身のキャリアを強化しましょう。
今は様々なテクノロジーがあり、従来なら習得するのに長い年月がかかったことがツールを使うことによって簡単に身につけられることが増えてきました。ウェブ制作やプログラミングなどもどんどん自動化が進んでいます。
情報もウェブを通して取得しやすい時代なので、その気になれば独学でこれらを身につけて強みにしていくこともできます。
考え方は色々あるとは思いますが、転職によってキャリアチェンジをすることも有効な手段です。「習うより慣れろ」ではないですが、実際に仕事として経験したことに勝るものはありません。
学生であれば、新卒で入社する会社は今後のキャリアデザインをどう組み立てるかという視点をもって選ぶことが重要です。他の会社に転職しても使える能力が身につくのかどうか、その能力は今後も死なない能力かどうか、ということはよく考えましょう。
これからは大企業に入れば安泰という時代ではありません。メガバンクなどは確実に縮小し、無くなってもおかしくありません。
そういう大局観をもってキャリアを考えてください。
そのためにも色々なアドバイザーやエージェントに相談し、話を聞くことはとても重要なことです。彼らは人材市場の最前線で情報を持っています。すぐに転職を考えていなくても、何人か話を聞いて、自分が安心して相談できるエージェントを見つけておくのも大切です。必ず自分に合ったエージェントが見つかります。
他にも、転職活動をしている仲間が見つかったりもします。対面でのコミュニケーションからネットでは見つからない情報に出会えることもあります。
今回ご紹介したものは考え方のほんの一部ですが、意識しているだけでかなり違うキャリアを築けると思います。また、情報を探しに動くだけでも様々なメリットがあります。
一度しかない人生です。貴重な時間を割いて仕事をするわけですので、よりたくさんの人により充実したキャリアを築いて欲しいと心の底から思っています。
早く動ければより良いですが、どんな年代の人でも遅すぎることはありません。これについては動けば必ず今よりも良くなることです。動かないことだけがリスクです。
さぁ、色々と情報収集から始めましょう!!